日本で活動するスペイン関連クラブのご紹介

第4回  愛知県立大学 瀬戸市外国籍児童・生徒学習支援スクールボランティアグループ

2011年02月

 私たちは、愛知県立大学のスペイン学科2~4年生の学生15名で、外国籍児童が多く在籍する瀬戸市の3校の小中学校にて、主にスペイン語、ポルトガル語を母語とする児童・生徒の学習支援、学校生活のサポートを行っています。今年度で三回目の活動となります。

 支援形態は、普通学級に入り、対象児童・生徒の横で、先生の話や学習内容を簡単な日本語やスペイン語に通訳し、説明をする入り込み型のものと、外国籍児童・生徒だけが集まる日本語学級で、ひらがなや漢字などの日本語の勉強や、算数などの教科学習などをサポートする取り出し型のものの2つがあります。

 外国人労働者の増加に伴い、日本の学校に在籍する外国籍児童・生徒の数も増加していますが、彼らの学ぶ権利は十分に守られていない現状があります。日本に来てまもない子どもたちはもちろん、日常会話ができるようになった子どもたちも、学習用語は理解できず、学習に大きな遅れがあります。また、言葉の問題で、友達関係に問題が起こることもあります。そのままでは彼らの進路選択の幅が狭まるだけでなく、不登校や犯罪の世界へ走る外国籍児童・生徒の増加につながることもあります。そんな子どもたちを増やさないよう、学習面、精神面で少しでも彼らの支えになれるよう活動しています。日本人の子どもたちとうまく関係が築けない児童・生徒については、私たちが活動に行けるときだけでも、彼らの架け橋になれるよう努めています。

 毎回活動の後には、メーリングリストで活動報告を流し、それぞれの活動に活かせる点や反省点、悩みなどを共有しあっています。また、多忙な先生たちとも情報を共有するため、活動報告書を毎回提出し、コメントをいただいています。

 この活動の中で感じる一番の喜びは、子ども達の笑顔に出会えることです。最初は緊張していた子どもが、段々心を開いてくれて笑顔を見せてくれると、とても嬉しくなります。彼らにスペイン語や彼らの国の文化などを教えてもらうこともあり、共に学びあいながら活動をさせてもらっています。

 まだまだ力不足ですが、毎回元気な子ども達に会えるのを楽しみにしています。これからも、子ども達にとって日本での生活が少しでも楽しくなるようなお手伝いをしていきたいと思います。

(文・写真提供:愛知県立大学 瀬戸市外国籍児童・生徒学習支援スクールボランティアグループ)