電車で行けるスペイン
志摩スペイン村大解剖!

2011年11月

 1994年4月、三重県の伊勢志摩国立公園にスペインをテーマとする複合リゾート施設「志摩スペイン村」は誕生しました。  当時の日本は、経済的な豊さとは裏腹に、時間に追われる競争社会の中で、ゆとりや人間的な大らかさを忘れがちであると言われていました。  「ゆとり」や「大らかさ」、「人生を楽しむ達人」といったイメージを持つスペインの国や人々は、日本人の憧れでもありました。  そんなスペインの魅力を日本人が体験できる場所として、スペインをテーマとするリゾート施設が誕生したのです。  また、伊勢志摩はスペインの風土と似ている点があります。古くから信仰の対象とされる場所やその参詣道、リアス式と呼ばれる入り組んだ特徴的な海岸線、燦々と輝く情熱的な太陽や豊かな青い海、深い緑の樹木を育む山々など、自然の魅力にもあふれています。  このような時代的背景と地理的要因により誕生した志摩スペイン村。その魅力の一端をご紹介しましょう。

 複合リゾート施設としての志摩スペイン村は、テーマパーク「パルケエスパーニャ」、「ホテル志摩スペイン村」、天然温泉「ひまわりの湯」で構成されています。
 テーマパーク「パルケエスパーニャ」では代表的なスペインの街並みが数多く再現され、多くのスペイン人エンターテイナーによる華麗なショーを連日上演されています。
 南アンダルシア地方の街並みをイメージした「ホテル志摩スペイン村」では、地元の新鮮な魚介類を使ったスペイン料理をはじめ、数々のおもてなしが用意されています。
 天然温泉「ひまわりの湯」は海を眺めながら入浴できる露天風呂や大浴場、サウナなど、アルカリ性単純温泉の泉質が訪れる人を和ませています。



空からみた志摩スペイン村(航空写真)



テーマパーク内風景(シベレス広場)



海の見える露天風呂(ひまわりの湯)


パレード「エスパーニャカーニバル」

 パルケエスパーニャを紹介する時に、欠かせないのが本国でのオーディションを経て来日したスペイン人エンターテイナー達の繰り広げるエンターテイメントです。
 パレード「エスパーニャカーニバル」には数多くのスペイン人達が、あでやかな衣装を身にまとって登場します。
 バレンシアの火祭りに登場するファージャ人形をモチーフにしたフロート(山車(だし))の行進に合わせ、スペイン人達が陽気なダンスを踊っていきます。パレードは途中で観客を巻き込んで一緒に踊ったり、記念写真付きでパレードに参加することもできます。
 また、ナイター営業の実施されるゴールデンウィークや夏休みには、キラキラ輝くイルミネーションで装飾されたナイトパレードが行われ、夜空を華麗に彩る花火も楽しめます。



ムーンライトフィナーレ(花火)



ナイトパレード



スペイン人エンターテイナー達による楽しいパレード
「エスパーニャカーニバル」


フラメンコショー「アル アンダルス」

 スペインといえば忘れることのできないフラメンコ。パルケエスパーニャでも、スペイン人ダンサーによる情熱的なステージが展開されています。
 2011年は「アル アンダルス」を上演。アラブ・イスラム文化の影響を大きく受け「アル アンダルス」と呼ばれた中世スペイン。従来のフラメンコにアラブの香りがミックスされさらにエキゾチックに表現されます。「アル アンダルス」の上映は2012年1月29日まで。2012年3月17日から新しいフラメンコショーを上演すべく演出、振り付けなど新しい構成を検討しています。
 演出、振り付け、出演にいたるまですべてスペイン人によるフラメンコショー。日本国内でこれだけ多くのスペイン人ダンサーが出演するショーはこの志摩スペイン村にしか存在しません。本場スペインで踊りを習得したダンサー達、まさに本物を間近に感じられます。
 ショーの行われる「カルメンホール」には、日本とスペインの同時代の象徴的な絵画も陶板画で展示されています。1992年に開催されたセビリア万博の日本館に展示していたものがそのまま移されており、開演までの待ち時間に陶板画を鑑賞しながら日本とスペインの文化の比較をすることもおもしろいでしょう。

 スペイン人エンターテイナー達が登場するのはパレード、フラメンコだけではありません。
 旅芸人の一座が繰り広げる陽気で楽しいストリートミュージカル「アプラウソ!」やジャグリングなどの大道芸を披露するストリートパフォーマンスが行われています。



スペイン人エンターテイナー達による楽しいパレード
「エスパーニャカーニバル」


スペイン料理

 パルケエスパーニャには本格的なレストランから手軽に楽しめるファストフードまで、様々な店舗があります。
 レストラン「アルハンブラ」では、パエリャなどスペイン料理をはじめ本格的な欧風料理を提供。スペインで修業したシェフによる地元伊勢志摩の新鮮な食材を使った料理や、スペインで親しまれているスイーツも楽しめます。また、期間限定で屋外での大鍋を使ったパエリャの実演販売も行われています。



本格的なスペイン料理が楽しめる、レストラン「アルハンブラ」店内


ショップ

 テーマパークの中には、ここでしか手に入らないグッズやスペイン直輸入の雑貨類、工芸品など素敵な品々がたくさん。
 スペイン、バレンシアの兄弟が生んだポーセリン(磁器)アート「リヤドロ」。実物スケッチから本制作にいたるまで、すべて手作りで行われ、その精巧さとやさしい色合い、今にも動き出しそうな表情はため息が出るほど。ポーセリンギャラリー「リヤドロ」では、リーズナブルな商品から限定品まで、多彩にそろっています。
 陶器工房「カンタロ」では、スペインの様々な地方で作られた個性あふれる陶器の数々が集められています。店内には絵付け体験ができるポタリーペインティングもあり、世界にひとつしかない自分だけのオリジナル作品を作ることができます。
 菓子工房「ポルボロン」では、スペインで幸せのお菓子と呼ばれる「ポルボロン」を販売。ケーキ工房「バレンシア」では、バレンシアで有名なオレンジを使ったオレンジケーキが販売され、パルケエスパーニャのお土産として好評を博しています。
 パールギャラリー「マルガリタ」では地元産の真珠を使ったアクセサリーやキャラクター商品も販売しています。



ポーセリンギャラリー 「リヤドロ」



絵付け体験ができる陶器工房「カンタロ」


キャラクター

 パルケエスパーニャのキャラクターは、セルバンテスのドンキホーテ物語をモチーフにしています。勇気と冒険心あふれるドンキホーテ、いつも優しくドンキホーテを支えるサンチョパンサ、ドンキホーテあこがれのダルシネアなどがおり、ミュージカルショーやお土産のお菓子のデザインなど色々な場面に登場しています。



パレードを盛り上げるキャラクターたち


アトラクション

  幅広い世代に人気の高い、スペインの歴史や文化を紹介する展示施設や様々なアトラクションもパークの大きな魅力の一つです。
 フランシスコ・ザビエルが生まれた当時の建物を忠実に再現したハビエル城博物館。中でも世界で3つしかない「アルタミラ洞窟の壁画」の実物大レプリカは必見。その他、旧石器時代から現代までスペインの歴史を紹介するコーナー、プラド美術館に代表されるスペイン絵画を紹介するコーナー、日西交流を映像で紹介するコーナー、スペインの民族衣装や工芸品を紹介する展示などがあります。
 スペインとフランスの国境にあるピレネー山脈をモチーフにしたインバーテッドコースター「ピレネー」、バルセロナ近郊のモンセラー山を再現し、その周囲を疾走するジェットコースターや急流すべり、ガウディ建築のようにモザイクをあしらったメリーゴーランド、周囲をゆったりと巡るフィエスタトレインなど、小さな子どもから大人まで楽しめるアトラクションがたくさん。
 屋内型アミューズメントゾーン「ピエロ・ザ・サーカス」には雨の日でも楽しめる施設が多くそろっています。



全長815mの本格的マウンテンコースター
「グランモンセラー」



スペインの歴史や文化について知る「ハビエル城博物館」



アルタミラ洞窟の壁画


町並み

 スペインの建築がたくさん再現されているパルケエスパーニャ。正面出入り口エントランスに立っている像は、マドリードのドンキホーテとサンチョパンサ像をモチーフにしています。中に入るとバルセロナのランブラス通りをイメージしたエスパーニャ通り、そしてマドリードのシベレス広場やマヨール広場が再現されています。
 奥に進むとコスタ・デル・ソルの中心地、マラガをイメージしたコロンブス広場、アトラクションがたくさんあるフィエスタ広場にはグエル公園のようなガウディ建築のオブジェやモザイク模様がちりばめられています。



ドン・キホーテとサンチョパンサ像



サンタクルス通り



エスパーニャ通り



コロンブス広場



パルケエスパーニャ エントランス



マヨール広場



グエル広場


ホテル志摩スペイン村

 パルケエスパーニャに隣接するホテル志摩スペイン村。明るい開放的なパティオ(中庭)には季節の花が咲き、イスラム文化の影響を受けたコルドバのメスキータをイメージしたロビーには、アラベスク模様や馬蹄形のアーチ、テラコッタのタイルがあり、散歩するだけで異国情緒が味わえます。ホテルでの食事も旅行の楽しみの一つ。日本料理のレストランもあります。



開放的なパティオ(ホテル志摩スペイン村)


ひまわりの湯

「ひまわりの湯」は、雄大な自然に囲まれた天然温泉で、アルカリ性単純温泉の泉質が訪れる人をリラックスさせます。海を眺めながら入浴でき、温泉のみの日帰り入浴も可能。もちろん、ホテル志摩スペイン村宿泊者やパルケエスパーニャ入園者にはうれしい特典も。



ひまわりの湯


グループホテル

 周辺には志摩スペイン村オフィシャルホテルもあります。近鉄電車の終着駅、賢島には個性あふれる宿泊施設があります。
 真珠の海「あご湾」を一望する高台に、志摩観光ホテルクラシックと志摩観光ホテルベイスイートが建っています。志摩観光ホテルクラシックは、由緒ある大人のリゾートホテル。志摩観光ホテルベイスイートは、全室スイートルームで新しいリゾートライフを提供。
 プライムリゾート賢島は、白壁にオレンジ瓦の外観などスペインの雰囲気いっぱい。



メスキータをイメージしたロビーラウンジ(ホテル志摩スペイン村)



 過去にはスペイン各州の紹介や、ドンキホーテ物語の朗読会やアマチュアフラメンココンテストなど、スペインと日本をつなぐ目的のイベントも実施されました。
 フランスやイギリスといった他のヨーロッパ諸国とは一味ちがう「スペイン」。志摩スペイン村もスペインをテーマとすることで他のテーマパークとは一味ちがっています。
 オープン以来17年で3,600万人もの利用者を迎えた志摩スペイン村。これからも志摩スペイン村は、日本とスペインの心・人・文化の架け橋でありたいと願っています。

お問い合わせは
パルケエスパーニャテレフォンインフォメーション :
☎0599(57)3333

ホテル志摩スペイン村:
☎0599(57)3511
☎0599(57)3500(予約直通)

ひまわりの湯:
☎0599(57)3700

志摩観光ホテルクラシック:
☎0599(43)1211

志摩観光ホテルベイスイート:
☎0599(43)2111

プライムリゾート賢島:
☎0599(43)7211(代表)
☎0599(43)7222(予約直通)

詳しくは、志摩スペイン村 ホームページをご覧ください。
    http://www.parque-net.com