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Autor del artículo

Tomoko Yamashita
山下智子
やましたともこ /
大阪市出身。
旅先の沖縄で知り合ったスペイン人男性と縁があり、2008年結婚。約3年間の日本での生活の後、2011年9月、思い切って夫と共にスペインに移住。現在バルセロナ近郊在住。趣味は、安くて美味しいものを食べることと旅行すること。スペインでの日々の発見を伝えます!

RUMBO AL SOL
Vol.1 冬の風物詩「カルソッツ」

2012年02月

 みなさんはスペインのカタルーニャ地方の冬の風物詩、カルソッツ(Calçots)はご存じでしょうか。カルソッツとは、主にスペインのタラゴナ県を中心とした地域でとれる冬のネギです。カタルーニャ地方では冬に入ると、このカルソッツがずらりと八百屋に並びはじめます。

 このカルソッツ、食べ方はとても簡単。レストランではネギを丸ごと炭火で焼き、黒く焦げた状態で出てきます。黒く焦げた外皮は各々手を使って外し、ネギの青い部分を持ち、白い部分にロメスコソース(Salsa Romesco)というトマト、オリーブオイル、ニンニク、パン、アーモンド、パプリカ等でできたソースをたっぷりつけ、そのまま大胆に「あーん」と口を開けていただきます。ネギは火を通すことによりとても甘くなり、ロメスコソースとの相性は抜群。「Que bueno!」このまま何本でも食べられそうな気分になります。

 レストランでは、両手は炭で真っ黒になり、またロメスコソースをこぼしたりもしますので、なんと専用のエプロンが用意されています。大人も子供もお揃いのエプロンを身につけ、手を汚しながらネギの皮をむきつつ熱心にほおばる姿、日本ではなかなか見かけない光景かもしれません。

 ちなみにレストランでは、カルソッツを食べた後に、メイン料理で豚ソーセージ(Butifarra)や子羊肉(Cordero)をはじめとした肉料理を堪能することになります。カルソッツでお腹を一杯にすることはできませんのでご注意を。

 冬にスペインのカタルーニャ地方を訪れる幸運に恵まれた方は、ぜひ一度カルソッツの食べられるレストランを覗いてみてください。

文・写真 山下智子



1. カルソッツは強火で白い部分が黒くなるまで焼かれます。



2. レストランではこのように瓦の上に載せられて出てきます。



3. エプロンをつけ熱いうちに手でこのようにほおばります。