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Gonzalo Robledo
ゴンサロ・ロブレド
1958年南米コロンビア、ペレイラ生まれのジャーナリスト/プロデューサー。1981年より東京在住。

これまでにスペインの全国紙エル・パイース(El País)通信員、RTVEスペイン国営テレビジョン通信員、そしてEFEスペイン通信社東京支局員を務める。TVE、テレマドリッド、カナル・スール、EFE-TV、カナル・クアトロ等、スペイン語圏の各テレビ局向けに、ルポタージュやドキュメンタリーなど、数々のTV番組の脚本・制作・演出を手掛ける一方、日本でも、NHKテレビ、関西テレビ、映画制作会社「エクセレント・フィルム」向けに番組を制作。

日本では、アサヒグラフ(朝日新聞社)、毎日グラフ(毎日新聞社)、コモンセンス(教育社)、カーグラフィック、ナビ(二玄社)、フォーカス(新潮社)等、多数の雑誌に写真・記事を掲載。スペインでは、日本及び日本文化に関する記事をGEO, Altair, Islas, Lonely Planet などの雑誌に掲載。.

DVD 『フランシスコ・ザビエルの遺産』

2012年05月

 西洋人が訪れるようになるまで、日本には継続的に時間を計る習慣がありませんでした。儀式、芸者の踊り、書道の授業など、一定の長さを計る必要がある時のみ、日時計や水時計を用いたり、さまざまな長さの線香が燃えつきるのに要する時間をみたりしていたのです。.

 1549年、日本にキリスト教を布教しようと来日したスペイン人修道士ザビエルが、大名への土産の品として持参したもののなかに、日本人が初めて目にする機械仕掛けの時計がありました。.

 この史実に魅せられたスペイン人作家のラモン・ビラロと私は、ザビエルが日本文化に及ぼした影響を探るべく、2006年、彼が生きた道のりを辿りました―生まれ故郷であるスペインのナバラからポルトガルのセトゥバル、そして鹿児島、平戸、山口、長崎、京都、東京へ。このドキュメンタリーに登場する博識でおもしろい人たちの案内により、日本にはキリスト教徒以外の人々の間にも、ザビエルが遺したものの影響が色濃く残っていることが明らかになります。シャビエル・カミ撮影の美しい映像と、ジョルディ・サバルによる16世紀の素晴らしい音楽もお楽しみください。.

文・写真 ゴンサロ・ロブレド


DVD “El legado de Francisco Javier en Japón”

2012年05月

Hasta la llegada de los primeros europeos en Japón, el tiempo se medía sólo cuando se necesitaba. La duración de una ceremonia, del baile de una geisha o una clase de caligrafía se calculaba usando relojes de sol, de agua o quemando barras de incienso de diferente longitud.

Todo empezó a cambiar a partir de 1549 cuando el jesuita navarro Francisco Javier, en su intento por cristianizar Japón en el siglo XVI, trajo una serie de regalos destinados a las autoridades, entre ellos el primer reloj mecánico que vieron los japoneses.

Este dato nos animó al escritor español Ramón Vilaró y a mí a realizar en 2006 un recorrido por la ruta nipona de Javier y explorar sus aportes a la cultura de Japón. El viaje que empezamos en Navarra, la tierra natal de Javier, nos llevó a Setúbal en Portugal, además de a Kagoshima, Hirado, Yamaguchi, Nagasaki, Kioto y Tokio. El documental resultante está lleno de personajes interesantes, profundos y divertidos que nos enseñaron que el legado de Francisco Javier sigue vivo en este país incluso para las personas que no participaron del cristianismo. Las imágenes del director de fotografía Xavier Camí están acompañadas por una exquisita selección de música del siglo XVI dirigida por Jordi Savall.

Gonzalo Robledo



長崎県、平戸にて。
本作の監督であるゴンサロ・ロブレド氏(左)、ラモン・ビラロ氏(右)の二人。



ザビエルの時代に存在した言葉の壁について語る、作家・逢坂剛氏



滋賀県近江神宮境内にある時計博物館で出会った、ドラゴンの形をした火時計。 銅の玉が等間隔にドラゴンの背から糸でつり下げられ、線香の火が糸を焼き切ることによって玉が落ちて下にあるドラをならすため、ある一定時間の経過を知ることができるというもの。



山口県の風景、五重塔



フランシスコ・ザビエルの遺産
El legado de Francisco Javier en Japón

DVD 52分 スペイン語・日本語
脚本・監督:ゴンサロ・ロブレド、ラモン・ビラロ
音楽監督:ジョルディ・サバル 演奏:Hespèrion XXI

DVD 52 minutos, español y japonés
Escrito y dirigido por Gonzalo Robledo y Ramón Vilaró
Música dirigida por Jordi Savall e interpretada por Hespèrion XXI

戦国日本の大名と「「対話」」したナバラ人

1549年、キリスト教の布教のために伝説の国「ジパング」を訪れ、2年間滞在したフランシスコ・ザビエルは、日本で暮らした最初の西洋人とされる。

ザビエル生誕500年を記念して2006年に制作されたこのドキュメンタリーは、布教活動で日本各地を巡り、日本人の慣習やものの考え方を学んだザビエルと、その文化遺産を探る。

鹿児島の大名・島津貴久の子孫、滋賀県近江神宮の時計博物館館長、作家・逢坂剛、そして、ザビエルが遺した記録を研究するイエズス会の専門家たちへのインタビューを収録。

撮影場所:ナバラ(スペイン)、セトゥバル(ポルトガル)、鹿児島、平戸、山口、京都、東京