2012年イベロアメリカ首脳会議

2013年02月

 去る2012年11月16・17日、スペイン・カディスにおいて、第22回イベロアメリカ首脳会議が開催された。2012年は「ラ・ペパ」として親しまれているカディスの1812年憲法(世界第3番目のマグナ・カルタ)制定から200周年にあたる記念すべき年であった。

 現在22カ国が加盟するイベロアメリカ機構(OEI)は、1991年から毎年各国の首脳を集め、最高水準の国際会議を開催している。この会議では加盟国間の関係や対話の強化を目的に、互いに信頼、協力し合える環境をつくり、経験を共有し、起こりうる問題の解決策を模索している。会議にはOEIの全加盟国の参加が前提とされているが、カディス会議ではアルゼンチン、キューバ、グアテマラ、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラの首脳が様々な理由により欠席となった。

 フアン・カルロス1世とアストゥリアス公らの計らいの下に開催されたこの首脳会議には、経済危機に対するイベロアメリカからの支援策を練るという明確な目的があり、国王は「大きな目標」を達成するためには、南アメリカの経済成長や投資家にとっての南アメリカの魅力を有効活用しながら、「協力すること」が必要であると述べた。また、イベロアメリカ事務総長エンリケ・イグレシアスは他の目標として、雇用拡大とイベロアメリカの有能な若い人材活用を掲げた。

 今回の首脳会議の参加者はファリャ劇場や1812年憲法が制定されたサン・フェリペ・ネリ礼拝堂など、カディスの町の象徴的な場所を巡った。この1812年憲法は当時において最も自由主義的な憲法の一つであり、現行の憲法の基礎となっている。また、その作成の際にはアメリカ大陸の代議員も加わり貢献した。

 「ラ・ペパ」制定200周年を迎える記念すべき年に、第22回イベロアメリカ首脳会議の開催地としてイベロアメリカ文化の首都に選ばれたカディスにとって、2012年は栄光に満ちた輝かしい年となった。



イベロアメリカ首脳会議でカディスに集まった各国首脳陣
写真中央にフアン・カルロス1世



ファリャ劇場



サン・フェリペ・ネリ礼拝堂での記念撮影



ラ・ペパ(1812年)憲法が制定された、
サン・フェリペ・ネリ礼拝堂内部