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Autor del artículo

Hidemi Yamamoto
山本秀実
フラメンコ舞踊家。京都スペイン文化協会理事長。
フラメンコ舞踊家として、京都・大阪・滋賀・東京でフラメンコを指導しながらスペイン人アーティストや邦楽との競演による作品等、意欲的に公演活動を行う。また京都スペイン文化協会では、スペインの普段着の文化の紹介として、ラテン文化との交流や講演会、スペインツアーなどを企画。
第1回、第2回学生フラメンコ大会審査員長。

cazuela

《第2回全国学生フラメンコ大会》
を終えて

2014年02月

 2012年9月17日、第1回全国学生フラメンコ大会が、京都外国語大学スペイン語学科及びフラメンコ部主催で、京都外国語大学森田記念講堂にて開催された。これは志摩スペイン村パルケエスパーニャでのセビジャーナスコンテストの中止をきっかけに、学生達のコンテストを、と企画したとか。

 去年は第1回目ということで、参加も4校(3チーム)と少なく、何もかも手探りであったが、第2回目の今年は8校(7チーム)が参加。駐日スペイン特命全権大使、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ氏の直々のメッセージ映像がオープニングを飾るという華やかな大会となった。また、スペイン大使館からは第1位に《スペイン大使賞》が贈られた。

この大会は3部制となっており、第1部にセビジャーナスコンテスト、第2部にオーレフラメンコと題して自由曲発表(その間に審査)、第3部にゲストパフォーマンスの後、審査発表、全員によるフィナーレと構成されている。

 コンテスト曲となるセビジャーナスは、スペインはセビリア地方の踊りで、春祭りともなれば子供から大人までが着飾り、夜通し踊り明かす。この曲には一定のルールがあるものの、素人・プロ・貴族など、様々なスタイルで踊られている。フラメンコ界においてはセビジャーナスに始まりセビジャーナスに終わるとも言われ、この曲を見ると全てが解ると言われる程、奥の深い曲である。そのセビジャーナスを、学生達はアイデアを駆使し個性を出して発表する。

 審査ポイントは、技術・構成・オリジナリティ・ビジュアル・その他の5項目からなっている。今回の審査員は、出来る限り公平な目で見られるようにと、スペイン語講師のカルメン・モンパルト・ゴンサレス・白鳥先生、フラメンコ界からは佐藤やす子先生、そして私、山本秀実を含め3人であった。

 審査には集中、熱が入った。たった3分程の踊りを見て審査するのは、責任が大きく重圧もある。全ポイントに目を配るのは難しい。しかしまた、その短い時間でありながらも十分にアピールして飛び出してくるものもある。審査は難航した。

 結果は、
1位スペイン大使賞に常葉大学(静岡)コンティーゴ・パン・イ・セボージャ
2位に京都外国語大学ヒラソル
3位に関西外国語大学アンダ・ハレオ
他審査員特別賞に個人2名が受賞した。

 1位の常葉大学は、素晴らしいマントン(ショール)使いに魅力的な衣裳とスタイルで他を寄せつけなかったが、セビジャーナスであるかどうかが争点となった。2位の京都外国語大学は、キレも良くチームのまとまり、学生らしさが前面に出て好感度No.1。3位の関西外国語大学は、ベースのしっかりしたフラメンコを目指す姿勢が見え、趣味良く個性的であった。

 受賞を逃したチームもそれぞれ個性的で素敵で、3チームしか選べないことは辛く、全チームに賞を差し上げたい思いであった。

 去年まず第1回を開催、そして今年の第2回へと大会を発展させながら繋げたことは大きな飛躍と言える。8大学(7チーム)が参加を決定し、勇気とエネルギーをもって発表したことも素晴らしい。また、放送部・写真映像・ボランティアスタッフの協力を得て、多少のハプニングはありながらも、学生達で作り上げたことは大きく、このような機会を通し、参加者達は間違いなく今後の人生にプラスになるものを掴んでいるように見えた。

 閉会後の懇親会では、参加者が唄い踊り、楽しく交流したとのこと。文化交流を目指す大学ならでは。

 若きアフィシオナード達には、このような機会を提供できる京都外国語大学の懐の大きさに甘えながら成長し、ぜひ次回へと繋げていってほしい。

文  山本秀実
写真 京都外国語大学写真部



第一位「スペイン大使賞」に輝いた常葉大学セビジャーナス部
CONTIGO PAN Y CEBOLLA



大阪大学フラメンコ部
AL COMPAS



第二位の京都外国語大学フラメンコ部
GIRASOL