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RUMBO AL SOL - Vol.7
スペイン 冬のクリスマス

2014年02月

 今日はスペインのクリスマスについてご紹介します。スペインで一般的にクリスマスと呼ばれる期間は日本よりも長く、12月初めのイルミネーション点灯から1月7日まで続きます。しかし、実際スペイン人にとっては、クリスマスは宝くじのLoteria de Navidadからはじまります。この宝くじのEl Gordo(一等賞)は、なんと400万ユーロ!12月22日の当選番号発表はTVで生中継され、当たった人々の声などがTV・ラジオなどのメディアを賑わせます。そして、12月24日の夜と25日はスペインでは家族で過ごす日。親・兄弟・親戚等で集まってご馳走を食べます。そしてカタルーニャでは25日にカガティオと呼ばれる丸太でできた人形を子供達が叩き、プレゼントをもらうという不思議な習慣があります。子供達はカガティオの歌を歌いながら、木の棒でカガティオを叩くと、カガティオに掛けられている毛布の下からプレゼントが出てくるという仕組みです。

 そして、26日はサンエステバンの日。この日はカタルーニャではカネロネスを食べる日です。カネロネスとは、イタリアの起源を元にカタルーニャで独自に発展させたパスタ料理で、前日に食した肉の煮込み料理の残り物を細かくすり潰してラザニアに近い平たく広いパスタで包んだものを並べ、その上にベシャメルソースとチーズをかけてオーブンで焼く家庭料理です。各家庭自慢のレシピで時間をかけて作られたカネロネスをみんな楽しみにしています。私も自慢のレシピで今回はなんと100個近くも作りました!

 大晦日の夜は、0時になると12回鳴る鐘の音に合わせて、1粒ずつ12粒のぶどうを食べます。1月1日は日本同様、家族で新年をお祝いします。また、1月5日の夜にはReyes Magos(東方の三博士)のパレードを見ることができます。スペインでは、クリスマスプレゼントはサンタクロースではなく、ラクダに乗って東の方角よりやって来た東方の三博士が、1月5日の夜中に届けることになっています。またその日のパレードでは、小さい飴玉が撒かれ、東方の三博士を見たい子供連れの人たちで埋め尽くされます。そして、1月6日、子供達は賢者達からのプレゼントを開けて喜び、またRoscón de Reyesという中にクリームが入ったリング状のケーキを家族で分けて食べます。このケーキの中には、陶器で出来た小さい人形(王様や空豆)が入っており、王様が当たれば王様の王冠をかぶることができ、空豆が当たればその年のRoscón代を払うことになっており、誰にどれが当たるかおしゃべりしながら食べます。スペインのクリスマスは日本とは異なり、家族で過ごす時間がとても長いです。年末年始ご旅行の際は、ぜひスペインでのクリスマスをぜひ体験してみてください。

文・写真 シャビエル・カブレラ
Xavier Cabrera


翻訳 山下智子



12月25日はいとこの家におじゃましました。



カネロネスはお肉の煮込み料理を元に作ります。



カガティオを木の棒で叩いた後。何が入っているかな~?



パレードでは東方の三博士達が手を振ってくれます。



ロスコンと中に入っている小さいお人形。
陶器でできています。