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西宮市国際交流協会
スペイン語おしゃべりの会活動のご紹介

2014年05月

 3月1日に開催された会のタイトルは「Menorca, la otra Isla(メノルカ、知らざる島)」でした。殆どの皆さんはMallorcaについては聞いたことがあっても、Menorcaをご存知の方は少ないのではないでしょうか?講師のMireia Daroca Ponsさんはこの島、Menorcaのご出身で現在京都にお住まいの女性です。

 西宮市国際交流協会スペイン語ボランティアは「スペイン語おしゃべりの会」を年4回開いています。毎回いろんな伝手で講師を探してお願いしていますが、Mireiaさんはacueductoの記事から私達の活動を知り、是非生まれ故郷の美しい島を紹介したいと講師を自ら申し出てくれました。

 会の打ち合わせのため、京都まで会いに行きましたが、Mireiaさんは開口一番「スペインでも自分がMenorca生まれだと話すと、ああMallorcaですかと反応されることが多いのですよ」と話され、ちょっと悔しい思いをされているようでした。そこで今回は、Menorcaについて全くといっていい程知識がない私達に、島全般の話しをしてもらうことにしました。  当日の「おしゃべりの会」では「マヨネーズはMenorca島が発祥の地です!」と先ず興味を惹く話題から始めてくれました。私達の多くはフランスで考案されたと考えていますが、なんでも18世紀にフランス人のある公爵がMenorcaで立ち寄ったレストランで肉料理に添えられていたソースが気に入りパリに持ち帰ったところ、人気が出てフランスから世界に広まったため、フランス製と思われているようです。「マヨネーズという名前から、Mallorca島が発祥の地ではないか?」という質問も参加者からあり、きっぱり「マヨネーズはMenorcaで初めて作られたものです!」との答え。Menorcaのことを印象付けられました。

 この島は人口は約8万人、面積は琵琶湖より少し大きく、美しい海岸に囲まれていて特に夏場には多くの外国人観光客が訪れているとのことです。特産品として人気があるのはカラフルなサンダル (las avarcas)、食べ物では島の牛のチーズ、甲殻類のスープ (caldereta de langosta)があるとのことです。

 また、小さな島であるが故の、激動の歴史には驚きました。10世紀にはモーロ人が侵略、16世紀にはトルコの海賊に苦しめられた苦難の時代があり、「スペイン王位継戦争」が始まった18-19世紀にはイギリス→フランス→イギリス→スペイン→イギリス→スペインその後ナポレオン軍に占領された時代を経てスペイン領になっています。

 現在イギリス時代の特徴のある大きな時計台のある建物が保存され観光に役立っているとのことです。Menorca島ではスペイン語よりカタルーニャ語のほうがよく話されています。

島の歴史からも分かるように多くの異文化が混ざり合って現在のMenorcaがあるのですね。こんな魅力あふれる島を是非訪ねてみたいと思いませんか。

文・写真提供 谷善三




Mireia Daroca Pons