渡部 哲郎
Tetsuro Watanabe
歴史
PERFIL / プロフィール
横浜商科大学教授
1950年島根県安来市生まれ。島根大学文理学部卒業、デウスト大学文哲学部留学、上智大学大学院文学研究科博士課程修了。常葉学園大学外国部学部助教授、デウスト大学客員教授、横浜商科大学商学部教授。著書に『バスク もう一つのスペイン』(単著)、『新スペイン内戦史』(共著)、『新訂増補スペイン・ポルトガルを知る事典』(共編著)、『バスクとバスク人』(単著)など。
ARTÍCULOS / 記事
acueducto 30 特集「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」
MUSEO GUGGENHEIM BILBAO XX ANIVERSARIO その外観はさながら、水面に浮かぶ銀色の巨大船のようだ。1997年に完成したビルバオ・グッゲンハイム美術館。開館当時、まさに時代の最先端をいく建築として絶賛され、この輝く巨大な「作品」に惹きつけられた、大勢の芸術愛好家が世界各国から殺到した。天才建築家フランク・O・ゲーリーの設計によって実現した、幾多もの銀の曲面壁が織りなす幻想的な美は、建立から20年が経った今なお「ビルバオ都市再生」の象徴として、光を放っている。