特集

ESPECIAL


acueducto 38 特集「¡SABOREAMOS UN BUEN JAMÓN! ハモンを堪能しよう!」

©︎スペイン政府観光局

 生ハム(ハモン)はスペイン人が最も誇りにしている、この国の代表食だ。彼らの肉体を形成する一部とも言えるほど思い入れが深い。特にワインと一緒に食べると最高だ。だから生ハムとワインは、スペインの食文化の双璧を成すと言えるだろう。

 スペインは周知の通り生ハム大国で、イタリアの倍以上の生産量をもつ世界一の生産国だ。けれどもイベリア半島は7世紀から約800年間、1492年にグラナダが放棄されるまで、アルコールと豚がご法度のイスラム教徒に支配されていた過去がある。それにも関わらず、スペインでは今日に至るまで生ハム文化が深く根づき、人生を楽しむために不可欠な食となっている。人々を魅了して止まない美味しさの秘訣はどこにあるのだろうか。

 それでは生ハムを通して、スペインの理解をより深めてみよう。


acueducto 37 特集「日本食とも相性抜群!味わい豊かなシェリー酒の世界」

©︎中瀬航也

 皆さま、スペイン南部のアンダルシア地方へ旅行に行かれたことはございますか?  白い家が立ち並び、透き通るような青い空、夏にはひまわり畑が広がる美しい地方で、私たち がよく知るフラメンコや闘牛も、ここアンダルシアが発祥の地です。アルハンブラ宮殿をはじめ、様々 な歴史的建造物も残っており、街のいたる所でその歴史と文化に触れることもできます。

 そしてこの地には、古くからその歴史とともに発展、進化を続けてきたワインがあります。それ が今日お話しする「シェリー」です。 「えっ! シェリーってワインなの!?」とよく尋ねられますが、シェリーは100%ぶどうを原料にした ワインなのです。日本ではまだあまり知られていませんが、近年、輸入量が年々増加しており、私 としましては、少しずつその美味しさと魅力に興味を持つ人が増えてきていることが嬉しい限りで す。今日はそのシェリーの魅力と楽しさをお伝えできればと思っております(文 / 萬川達也)


acueducto 36 特集「フラメンコ人生、若手が輝く」

左から:藤本ゆかり、諸藤ふみ、出水宏輝(Farolito)(以上3点©︎Yuki Omori)、大塚歩(©︎清水洋子)

Vida flamenca, brillos de los novatos

 

日本全国のフラメンコ愛好家人口は5万人以上と云われ、スペインに次ぐ世界第2位のフラメンコ大国。日本はこの文化にとても簡単に触れることのできる国といえるでしょう。フラメンコの実践・鑑賞をライフワークとしている人にとっては、単純に「海外発祥の文化」である以上の豊かさを人生にもたらしてくれます。全国に数多くの教室があり、毎年、大勢の人が様々なきっかけで、新しい挑戦としてこの世界に飛び込みます。今号特集では、日本フラメンコ協会主催の2018年度「新人公演 / フラメンコ・ルネサンス21」のバイレソロ部門に出場した方3名、第1回全日本フラメンココンクールに出場した方1名、計4名にスポットライトを当て、彼・彼女たち、日本フラメンコの未来を担う若手ダンサーたちの活躍をお伝えいたします。


acueducto 35 特集「風車の町、コンスエグラ」

 マドリードからバスでおよそ2時間半南下すると見えてくる、広大なラ・マンチャの大地。ここに、人口およそ1万人のコンスエグラという町があります。この地域には、昔ながらの風情をよく保存している小さな町や村が点在しており、まさに400年前の文学『ドン・ キホーテ』の舞台のよう。コンスエグラは丘に吹く風の下、風車の羽根の回転とともに、どのような歴史を刻んできたのでしょうか。今号特集では、中世の趣を漂わせるこの町の魅力をたっぷりとお伝えいたします。


acueducto 34 特集「LAS CORRIDAS DE TOROS -闘牛-」

LAS CORRIDAS DE TOROS
-闘牛-

 スペインの雄牛遊戯コリーダ。「光の衣装(El traje de luces)」という固有のコスチュームに身を包んだマタドールと、赤いムレータに突進する黒い雄牛は、この国のある種の象徴だ。マドリードの街中には、闘牛愛好家たちが集うバルが点在する。ロンダの闘牛場の向かいには、この郷出身の闘牛士の名を冠したレストランがある。セビーリャの景観を、老舗の内装を、古い闘牛ポスターや歴代の闘牛士たちの肖像画が彩なしている……。

 雄牛を翻弄する者たちは、この国でなぜ英雄たり得たのか。闘牛士の生き様を称揚していた芸術家たちは、彼らの何に惹かれ、砂上の死闘をいかに解釈したのか。コリーダの歴史的変遷とその役割を、これから探ってみよう。

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