vol.1 Parador de Fuente Dé
牧瀬貢

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Parador de Fuente Dé
急峻なPicos de Europa山脈に抱かれたパラドール

 私が、最初に訪れたパラドールです。その絶景に驚嘆しました。これが自分にとってパラドール紀行の絵画のきっかけとなりました。Picos de Europa(ヨーロッパの峰)の山並に抱かれた空間に断崖がまるで屏風のように北面に連なって迫る山麓にあります。この峻険な峰ひとつ越えるとゴバドンガ国立公園です。リフトで 3分 で 、標高1926mの展望台に着きます。この地に立って景色を見渡すと、当時 (8世紀 ) スペインに侵入したイスラムの軍隊は馬を運搬手段の主力にしていたため、この地形を凌駕できなかったことが頷けます。

 険しい連山の反対斜面に722年、キリスト教徒軍が初めてイスラム軍に勝ったコバドンガの古戦場があります。



牧瀬 貢 / Mitsugu Makise

一般社団法人横浜スペイン語センター前理事長。横浜市戸塚区在住。1961年、ブリヂストン横浜工場にエンジニアとして転勤、ここを拠点に数多くの国内・海外経験を積む。ドイツ、カナダ、米国、イギリス、スペインに駐在。短期的な出張含め世界100ヶ国を経験。とりわけ、最後の駐在地スペインの風土、国柄に惚れ込み、北部バスク・ビルバオに駐在、休暇中に17州51県をくまなく廻り、また定年後、思い出の場所での絵画制作を楽しむ。

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