バレンシア中央市場│Mercado Central de Valencia

 

■概要

 中央市場は市庁舎広場から5分ほど歩いたところにあります。ラ・ロンハ(La Lonja de la Seda)の向かいにあるので、両方見ることをおすすめします。市庁舎広場から行くと、左側に中央市場、右側にラ・ロンハが見えてきます。中央市場の建物は少し変わった形をしているのでわかりやすいと思います。

 中に入ると、天井の高さやその作りのすばらしさに目を奪われます。ステンドグラスの入った窓から光が入るので、とても明るい雰囲気です。ガラス、鉄、タイルなどが使われた近代的な建築です。面積はおよそ8000平方メートル。その広さや売られているものの種類の多さに驚かされます。

 現在の建物のある場所は、昔から青空市場として使われていたそうです。1839年に現在の市場の前身となる市場が作られましたが、手狭になってきたことから、新市場の建築のためコンペが1910年に行われました。建築家Alejandro Soler MarchとFrancisco Guardia Vialの建築案が採用され、1914年に建築開始。1928年にEnrique Viedmaと Ángel Romaníらによって現在の建物が完成されました。

 

■バレンシアの人々の食卓を垣間見られる市場

 野菜、果物、魚、肉、生ハム、ワイン、チーズ、オリーブオイル、お米、パン、スイーツ、惣菜から雑貨や石けん、食器など、本当にいろいろなものが売られていて、ここに来れば日常生活には困らないのではないかと思います。きれいにならべられた野菜や果物は見ているだけで楽しいし、見たこともないものもあって退屈しません。魚も日本ではあまり見かけないようなものが売られています。どうやって食べるのか、聞いてみればよかったとちょっと後悔。

 生ハムやチーズ、オリーブオイルもたくさん種類があって、どれを買おうか迷います。ワインもバレンシア産のものが売られていました。日本語で「カラスミ」「日本人スタッフあり」と書いてあるお店もありました。

 ジュースやコーヒー、バレンシア名物のオルチャータを飲めるお店やサンドイッチや惣菜のお店もあるので、飲んだり食べたりしながら見て回るのも楽しいです。市場入り口の前にもパエリアなどを食べられるお店があり、いろんなサイズのパエリア鍋も売られていました。 観光客も多いですが、地元の人もたくさん買い物に来ていました。お店の人と地元の人のやり取りやどんなものを買うのかを見るのも楽しいです。広くてたくさんお店があるので迷いそうですが、通路には名前がついていて所々に看板があります。バレンシア出身の著名人の名前がついているそうです。 ぶらぶら見て歩くのにも、おみやげを探すにもいいと思います。ただ、15時には閉まってしまうので早めに行くのがおすすめです。

 

 

■営業日、時間

月~土曜日: 7:30-15:00

公式サイト
www.mercadocentralvalencia.es

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