2017年02月
国際化する日本の食と求められる人材
平成25年に農林水産省によって発表された「農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略」によれば、食文化・食産業のグローバル展開について、「日本『食』への支持を背景に、日本『食』の基軸となる食品・食材を、食市場の拡大が見込まれる国・地域へ輸出することにより、2020年までに1兆円目標を達成」を目標として掲げている。
これらの実現には、付加価値の高い日本産食品の生産は勿論のこと、それらの魅力を世界へ向けて発信できる人材、各国の事情や食文化は勿論のこと、日本の文化や伝統にも精通し、両方をマッチングさせることで新たな価値を生み出すことができる人材が欠かせない。
現在、海外を目指し外国語を学習中の人々は、海外にだけでなく自国の文化にも目を向け、魅力ある日本産品を世界へ広く普及させるべく日本の生産者の海外進出の一端を担うのも、日本人だからこそできる活躍の一つの形かもしれない。
中村 美和 / Miwa Nakamura
情報工学修士、日本での電機メーカー勤務を経て、2007年に渡西。マドリードにていくつかの企業のウェブシステム開発等に携わった後、CROSSMEDIA WORKS,S.L.を起業。
主に観光や食に関わるプロモーションや、雑誌、ガイドブック、テレビなどの取材コーディネイトの他、マドリード情報を発信するtodomadrid.infoなどを運営。
twitter : @n_miwa @spain_go