第20回 Restaurante Manolo Mayo(マノーロ・マヨ)
中村美和

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生ハムの足に見立てたエビとチーズの春巻きなど、遊び心ある8皿のタパスが楽しめるMenú de degustación

地元産の野菜と米などを最大限に楽しめるウズラの米料理。スタッフのサービスの質も非常に高い

マドリードからのAVE が到着するサンタ・フスタ駅から車で30 分ほど南下すると、ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカという小さな町がある。その町で行われるラ・ミステラ・フラメンコ・フェスティバルの取材で、町の中心地にあるマノーロ・マヨというホテルにお世話になることになった。

この町の西側のグアダルキビル川流域は、トマトなどの野菜の産地であり、特に欧州最大の米の産地でもある。また、季節によっては湿地帯のカモなどのジビエも楽しめるし、カディスやウエルバなども近く、新鮮な海の幸も豊富とあって、地元産の食材を使った美食がリーズナブルに楽しめる町として、セビーリャなどの近隣からも訪れる人も多いそうだ。私たちも町のいろいろなレストランやバルで食事を存分に楽しんだが、宿泊したホテル併設のレストランが特にお気に入りで、6日間ほどの滞在の間、何度もお世話になった。通りに面したバルには、夜になると宿泊客だけでなく地元の人々が集まり、タパスなどを楽しむ人々であふれる。その奥はレストランになっており、貸し切りできるサロンもある。

レストランの料理もバルのタパスもどれも美味しかったが、必ず試すべき一皿をあげるとすれば、ウズラの米料理Arroz conperdiz だろう。スペインの米料理といえば、シーフードパエリアなど魚介系をイメージする人が多いと思うが、この町では肉系の米料理も美味しかった。地元産の野菜とウズラの濃厚なスープで地元産の米を煮込んだ雑炊は、忘れられない美味しさだ。

ウエルバ産のランゴスティーノ。シンプルに塩焼きで

グラナダの伝統菓子ピオノノに見立てたパンとムースと小エビのフライ

オーナーのホセ・フランシスコ・マヨ氏に地下のワイン蔵に案内してもらった

 

【住所】:Avda. de Sevilla 29, 41720 Los Palacios y Villafranca, Sevilla
【電話】+34 955 811 086 / 955 810 795
【WEB】www.manolomayo.com
上記情報は、2018年7月時点のもので変更する可能性があります。



中村 美和 / Miwa Nakamura

情報工学修士、日本での電機メーカー勤務を経て、2007年に渡西。マドリードにていくつかの企業のウェブシステム開発等に携わった後、CROSSMEDIA WORKS,S.L.を起業。
主に観光や食に関わるプロモーションや、雑誌、ガイドブック、テレビなどの取材コーディネイトの他、マドリード情報を発信するtodomadrid.infoなどを運営。
twitter : @n_miwa @spain_go

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