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acueducto 22 特集「70歳からのサンティアゴ巡礼」

El Camino de Santiago 70歳からのサンティアゴ巡礼
杉本嘉孝

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写真提供:TURISMO DE GALICIA、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会(山本眞一、脇阪昭生、坂原三郎)

 

El Camino de Santiago

 サンティアゴ巡礼路とは、キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路のこと。9世紀、イエスの12使徒の1人聖ヤコブの遺骸が見つかったことにより始まりました。最も古い巡礼の記録は951年。その後、最盛期の12世紀には年間50万もの巡礼者が集まったと言われています。現在ではガリシア州の観光地としても人気があり、1000年以上の歴史ある道のりを今なお多くの人が訪れています。

 


巡礼路では、巡礼のシンボルであるホタテ貝のマークの標識や黄色い矢印を見ることができる。
目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラを指し示すそれらの標識は、巡礼者の道しるべ。手作りのものも多い。

 

 

 北の道にある “Gernika” という町から1時間半ほどの地点。 緑の美しい山道を進む。大きな赤いパックを担いで前を歩くのはニュージーランド人の小学校の校長先生。スペイン北部の海岸に沿って続く「北の道」は、海を見ながら歩く風光明媚な巡礼路。大勢の人が通るフランス人の道とは違い、起伏や分かれ道が多く、1日に30km以上歩かなくてはならない区間もある。巡礼宿やバルは少ないが、その分静かに巡礼を楽しむことができる魅力的な道。巡礼者も比較的少ないため、毎日顔を合わせる巡礼者同士の仲も深まっていく。

撮影:脇阪昭生



杉本 嘉孝 / Yoshitaka Sugimoto

大阪府出身。1937年生まれ。2007年初めて巡礼路を歩き、以降2015年で8回目の巡礼となる。

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