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acueducto 39 特集「スペイン在住の日本人6人。スペインで為せば成る!」

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勝部理子(フラメンコダンサー / セビーリャ在住)


Riko Katsube
フラメンコダンサー歴15年 2004年〜スペインで働く
セビーリャ在住

●お気に入りの場所

Alameda de Hérculesバル系が集まっているセビーリャ市内の地区。

●スペイン語の学習歴

[日本]
個人の先生(ネイティブ)

[スペイン]
私立の語学学校、セビーリャ大学付属インスティトゥト・デ・イディオマス

スペインではトータルで3年ほど習いました。シェアアパートで外国人やスペイン人と同居して、そこでも語学力を鍛えました。

最近買った「ANAYA ESPAÑOL LENGUA EXTRANJERA」練習問題シリーズを現在愛用中。

●スペイン語のブレイクスルー

その瞬間は覚えていませんが、友人同士との日常会話は問題なし。ただ数年前に指圧を教えて欲しいと言われた時、実技と一緒にスペイン語で理論を教えなければならず、すごく気を遣いました。定冠詞や動詞の変化を誤魔化さず、ちゃんとした言葉で伝えようとすると、今でもやはり大変だなと思います。

●スペイン人の横顔

──陰と陽の二面性──

実はセビーリャにはうつ病が多いです。社会不安などのさまざまな要因で精神的に考え込んでしまう人もいます。一方ではNo pasa nadaというひとつの答えを導き出して、彼らはうまくバランスを取っているのかもしれません。「スペイン人はいつでも陽気」ではなく、その内面はもっと複雑です。

●仕事スタイル、ココが違う!

仕事の力量に個人差があります。現場では仕事を非常に熱心にしている人としていない人が一緒にいます。知り合いでレストランに勤め始めた人に、研修はあるの? と聞いたらない、初日から自己流にやらないといけない、と言います。どうすれば、何をすればいいの、と聞いても「¡Buscáte la vida!(自分で探せ!)」と言われてしまいます。当然、仕事の質もばらつきが出てくるのに、それで回っているのがすごいです。

【勝部理子プロフィール】 不定期の短期帰国時には、フラメンコライブ、ワークショップ(クルシージョ)を中心に活動。昨年好評だった舞台”Sin hij@s”の改訂バージョンやフラメンコを通して日本文化あるいは自分を表現する舞台作品の制作を計画中。フラメンコを 初めて見る人たちも楽しめるスペイン文化レクチャーも取り入れたパフォーマンスの展開も視野に入れている。お問い合わせ:rikokatsube@gmail.comまで。

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