旅 acueducto 35 特集「風車の町、コンスエグラ」 記事 掲載誌 Consuegra, pueblo de molinos 森本晃生 Tweet 2018年10月 4 / 5 町のモニュメント Monumentos 風車群と城が並ぶ丘を下り、コンスエグラの街中を覗いてみましょう。中世の光景をそのまま残す旧市街には、歴史的にも重要な意味を持つモニュメントが数多く保存されています。 【Escudo heráldico del apellido Cervantes セルバンテス家の紋章】ベルテデーラ通りの住宅地の一角にある、16 世紀頃コンスエグラの名士であったセルバンテス家の鹿の家紋入り石盾です。当時この地にセルバンテスの姓を持った家族がいくつかあったことが窺えます。C/ Vertedera baja, 2 【San Rafael サン・ラファエル教会】カスティーリャ地方でよく見られたムデハル様式の建築物で、町の中心インパルシアル地区に位置します。1891年、町を襲った洪水により市街地が破壊された後で再建されました。Plaza Madrid, 5 【Palacio Prioral y Casa de la Tercia 大司教の邸宅・テルシアの家】かつては、聖ヨハネ騎士団の大修道院長の邸宅となっていた建物。古代ローマの浴場の上に建てられています。アプス(教会の後陣)、住居、塔の3つの要素で構成されています。C/ Plus Ultra, 7 【Madres de la Inmaculada Concepción マドレス・デ・ラ・インマクラダ・コンセプシオン修道院】ゴシック様式とムデハル様式が見事に調和した希有な建築です。C/ Eulogio Merchán, esquina con C/ Santiago Rusiñol 【Corredores 回廊(博物館)】木製のバルコニーと柱廊が目を引く17世紀の建造物。中は博物館になっており、石器時代から19世紀までの考古学的な発見物が展示されています。Plaza España 【Alfar エル・アルファル(製陶所)】1970年代まで実際に陶器の焼き場として使用されていた、伝統的な様式の製陶所。中には、ローマ時代のかまどが2つ保存されています。C/ Rosa del Azafran, 8 【Ayuntamiento 市庁舎】1670年建設。石塀の上のレンガ壁の真ん中に大きくはめ込まれた石が特徴的なトレドでよく見られる建設様式です。丸いアーチと時計台は、後から建てられたものです。Plaza España, 1 【Edificio escolar “San Gumersindo” サン・グメルシンド校舎】20世紀の初頭に建てられたカステリャーノ=ムデハル様式の歴史的建造物です。Plaza España 【Presa Romana ローマ時代のダム】コンスエグラから南西に約4km のところにある世界で一番長い638m のローマ時代のダム遺跡です。ダムの中心部は14の控壁に支えられ、放水路も付いています。junto al Río Amarguillo 12345