Gran Crónica del Cante vol.24
2019年02月14日
本日、編集部に素敵なCDが届きました〜〜!
東京のスタジオ・カスコーロのエンリケ坂井さんからの『Gran Crónica del Cante vol.24 〜カンテの大年代記』です。フラメンコ・カンテの貴重なSPレコードが収録された復刻版CDで、なんとこれで通算24枚目になります!
フラメンコの音楽は、カンテ(歌)から始まるもの。日本でも歌い手さんは貴重な存在で、あちこちのタブラオのショーに引っ張りだこ、お忙しくされている方が多い印象です。
CDにはそれぞれの曲の解説がついていて、発行人のエンリケ坂井さんのイントロダクション、各歌い手の紹介文、そして『acueducto』vol.36のフラメンコ特集でも新人公演についての文をお寄せいただきました、日本フラメンコ協会会長の濱田慈郎先生の非常に詳しい総評も載っています。
vol.24のジャンルは「ペテネーラ」。カンテの中でも特殊な分類の曲で、濱田先生の解説によるならヒターノではなくもっと広くアンダルシアの一般社会の中で生まれた民謡が由来になっているか、あるいは、中南米のメキシコの民族舞踊「ペテネーラ」が起源になっているという説もあるようです。情緒あふれる美しい旋律ながら、ヒターノの中には「不吉な歌」と恐れる人もいると云います。
耳で楽しむフラメンコ、カンテ。目を閉じて背もたれの深い椅子にゆったり座って、その響きに浸るのも良いですね。
今回のCDも編集作業の休憩に、聴かせていただきます! ¡Muchas Gracias!
★『Gran Crónica del Cante〜カンテの大年代記』シリーズに関するお問い合わせ:
販売元 / (株)パセオ・フラメンコ(有)アクースティカ
03-3959-4471(スタジオ・カスコーロ)