ポップ・ミュージックを滾らせるスペイン語の熱風
スペイン語
2019年02月11日
2018年に最も再生されたYoutubeのミュージック・ビデオ、トップ10。なんと、そのうち8曲がスペイン語の楽曲という結果に!!(残り2曲は英語の楽曲)スペイン語の時代が……ポップ・ミュージック界には今、スペイン語の時代が来ています……! 2017年の「Despacito」の世界的大ヒットを筆頭に、ラテンソングが全世界でフィーバー。パーティーやクラブ・シーンで流れてくるのも高確率でスペイン語の曲でしょう。強弱アクセントから生成される心地よいリズム感と歯切れの良い発音が、レゲトンやヒップホップのこれまたリズミカルなビートとがっちり噛み合い、スペイン語を知らなくても聴けばハマってしまうリスナーが多いのでしょう。トップ10入りした8曲のスペイン語のミュージック・ビデオを貼っておきますので皆さんも大音量で聴いてくださいね。
第1位:Te Bote Remix
Casper, Nio García, Darell, Nicky Jam, Bad Bunny, Ozuna
第2位:X (EQUIS)
Nicky Jam, J. Balvin
第4位:Dura
Daddy Yankee
第5位:El Farsante
Ozuna, Romeo Santos
第6位:Sin Pijama
Becky G, Natti Natasha
第7位:Dame Tu Cosita
El Chombo
第9位:Me Niego
Reik
第10位:Vaina Loca
Ozuna, Manuel Turizo
このベスト10入りした楽曲の複数に参加しているプエルトリコ出身のOzunaや、第2位の「X (EQUIS)」のコロンビア人アーティスト、J.Balvinら、レゲトン界のスターが牽引して現在のラテンミュージック界に凄まじい旋風を巻き起こしています。J.Balvinは『ABC』誌のインタビューで「ラテンの人たちのためではなく、人類のために音楽を作る」、つまりラテンソングを聴くのにスペイン語ネイティブであるかどうかの条件など取るに足らないと回答。また『The New York Times』誌の音楽評論家、Jon Caramanica氏は昨年に最も再生されたYoutubeミュージック・ビデオ10曲のうち8曲がスペイン語ソングという結果を受けて、「もう英語はポップ・ミュージック界の自明な言語ではない」とこれまでの常識が覆されることを述べています。確かにこの結果を見れば一目瞭然……!
これからはスペイン語が音楽を通して、さらに大勢の人の耳に届く時代。皆さんのお気に入り楽曲はどれですか!? Me gusta Dame Tu Cosita.