姫路市立美術館で明日から開幕「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」
2019年06月28日
カタルーニャの都バルセロナは「アートの街」とも謳われるほど、多くの美術館や博物館があります。バルセロナ現代美術館 (Museu d’Art Contemporari de Barcelona)、カタルーニャ美術館 (Museu Nacional d’Art de Catalunya)、ガウディ博物館(Casa Museu Gaudi)、ピカソ美術館 (Museu Picasso)、ミロ美術館 (Fundacio Joan Miro)、etc, etc…… 美術館めぐりだけでも、じっくり見ていたら丸2〜3日、いや1週間はかかるのではないでしょうか。スペインが生み出した類稀な芸術が、この街に集っています。そんなバルセロナ市の美の至宝を堪能できる展覧会が、明日から姫路市立美術館で始まります。カタルーニャに魅入られたピカソやミロ、ダリをはじめとする名だたる巨匠の傑作を目にできる機会です。皆さんもぜひ!
ジュアン・リモーナ|《読書》 1891年|油彩・カンヴァス|カタルーニャ美術館 © Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
奇蹟の芸術都市 バルセロナ展
カタルーニャ近代美術の精華
ジュアキム・ミール《貧しき者の大聖堂》|1898年 油彩・カンヴァス|カタルーニャ美術館(カルメン・ティッセン=ボルミネッサ・コレクションから永久寄託) © Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
アントニ・ガウディ(デザイン)、カザス・イ・バルデス工房《カザ・バッリョーの組椅子》|1904–06年頃|トネリコ材|カタルーニャ美術館(サグラダ・ファミリア建築委員会から寄託)|© Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
スペイン、カタルーニャ自治州の州都であり、地中海に面した港湾都市であるバルセロナ。同市は古代に遡る豊かな歴史と、19世紀に産業革命を経験し、経済・文化面で飛躍を見せた先進性とをあわせ持つ世界有数の国際都市です。
本展ではその魅カの源泉を探るべく、バルセロナの近代化を促進させた都市計画の誕生(1859年)からスペイン内戦(1936-39年)に至るまでの、約80年間に生み出された芸術文化を辿ります。世界遺産サグラダ・ファミリアの設計者アントニ・ガウディをはじめとした偉大な建築家たちの仕事はもとより、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリら、カタルーニャが育んだ巨匠たちの作品を多数展示。絵画を中心に彫刻・家具・宝飾品・図面なと多彩な分野の作品約150点を6章に分けてご紹介します。 (公式チラシより)
フランセスク・マスリエラ《1882 年の冬》 1882年|油彩・カンヴァス|カタルーニャ美術館 © Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
ラモン・カザス《影絵芝居のポスター》 1897年|リトグラフ・紙 マルク・マルティ・コレクション © Marc Marti Collection
【会場】
姫路市立美術館
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68-25
電話:079-222-2288
【会期】
2019年6月29日(土)~2019年9月1日(日)
【料金】
一般 1,200(900)円 / 大高生 600(400)円 / 中小生 200(100)円
※( )内は20名以上の団体料金
【休館日】
月曜日(ただし、7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)
【公式サイト】
www.city.himeji.lg.jp/art.html