特集

ESPECIAL


acueducto 35 特集「風車の町、コンスエグラ」

 マドリードからバスでおよそ2時間半南下すると見えてくる、広大なラ・マンチャの大地。ここに、人口およそ1万人のコンスエグラという町があります。この地域には、昔ながらの風情をよく保存している小さな町や村が点在しており、まさに400年前の文学『ドン・ キホーテ』の舞台のよう。コンスエグラは丘に吹く風の下、風車の羽根の回転とともに、どのような歴史を刻んできたのでしょうか。今号特集では、中世の趣を漂わせるこの町の魅力をたっぷりとお伝えいたします。


acueducto 34 特集「LAS CORRIDAS DE TOROS -闘牛-」

LAS CORRIDAS DE TOROS
-闘牛-

 スペインの雄牛遊戯コリーダ。「光の衣装(El traje de luces)」という固有のコスチュームに身を包んだマタドールと、赤いムレータに突進する黒い雄牛は、この国のある種の象徴だ。マドリードの街中には、闘牛愛好家たちが集うバルが点在する。ロンダの闘牛場の向かいには、この郷出身の闘牛士の名を冠したレストランがある。セビーリャの景観を、老舗の内装を、古い闘牛ポスターや歴代の闘牛士たちの肖像画が彩なしている……。

 雄牛を翻弄する者たちは、この国でなぜ英雄たり得たのか。闘牛士の生き様を称揚していた芸術家たちは、彼らの何に惹かれ、砂上の死闘をいかに解釈したのか。コリーダの歴史的変遷とその役割を、これから探ってみよう。


acueducto 33 特集「エル・ブジのもたらしたもの」

「 ラストワルツ」(2011) ©elBulliArxiu / F.Guillamet
エル・ブジのクローズを惜しんで、お別れパーティに駆けつけたシェフたち。フェランを支え てきた歴代のチームの料理人たちに加えて、ここで学び影響を受けて今は世界各地のトップ・ レストランで活躍するシェフたちの顔も見られる。

エル・ブジのもたらしたもの
Las aportaciones de “El Bulli” a la gastronomía del siglo XXI

監修:渡辺万里 


acueducto 32 特集「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」

Diego Velázquez, El príncipe Baltasar Carlos, a caballo Hacia 1635. Óleo sobre lienzo, 211,5 x 177 cm.
ディエゴ・ベラスケス《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》1635年頃 マドリード、プラド美術館蔵
©Museo Nacional del Prado

VELÁZQUEZ
AND THE CELEBRATION OF PAINTING:
THE GOLDEN AGE IN THE MUSEO DEL
PRADO
プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光
[東京展]2018年2月24日(土)〜5月27日(日)国立西洋美術館|上野公園
[兵庫展]2018年6月13日(水)〜10月14日(日)兵庫県立美術館|神戸市

artexhibition.jp/prado2018/


acueducto 31 特集「ロルカを思う。」

ロルカを思う。Homenaje a Federico García Lorca

 20世紀スペインの天才詩人にして劇作家、フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898年6月5日-1936年8月19日)。故郷グラナダの地を深く愛し、特にヒターノの生やフラメンコをテーマとする数多くの詩作を残したことで知られています。『acueducto』でこれまで何度もロルカに関する記事を掲載してきましたが、2017年11月末の第31号で、スペインのロルカ財団およびロルカ生家記念館の協力の下、大々的な特集「ロルカを思う。」を組みました。メイン記事はロルカの研究者、平井うらら先生、続いての小記事はスペイン現代史専門の川成洋先生にご寄稿いただいております! 最終頁にはロルカの生涯年表と主要著書を掲載。

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